有人潜水調査船「蛟龍号」が水深7020メートルに到達、世界記録を更新―中国

Record China    2012年6月25日(月) 11時48分

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24日、中国の有人潜水調査船「蛟龍号」が太平洋での実験で水深7000メートルを超える潜航を記録し、有人潜水調査船による最大深度世界記録を更新した。

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2012年6月24日、中国の有人潜水調査船「蛟龍号」が太平洋での実験で水深7000メートルを超える潜航を記録し、有人潜水調査船による最大深度世界記録を更新した。中国新聞社が伝えた。

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蛟龍号は24日、太平洋のマリアナ海溝における4度目の実験を実施。午前8時54分(現地時間、以下同)、水深7000メートルを超える7005メートルを記録。午前9時15分には7020メートルに達した。

これまで有人潜水調査船は米国、日本、フランス、ロシアの4カ国にしかなく、最大深度は6500メートルだったが、今回の実験で中国が最大潜航深度7000メートルを更新するという形でこれに加わったことになる。最大深度7000メートルが達成されたことで、理論上は全世界の99.8%の海洋区域が調査可能となるとされる。

また、宇宙実験機「天宮1号」とのドッキングを成功させた有人宇宙船「神舟9号」の飛行士に向けて深海から「ドッキング成功おめでとう!我が国の宇宙、深海プロジェクトが輝かしい成果を収めたことを祝福する!」とメッセージが伝えられた。潜航後の蛟龍号は船体設備に異常はなく、乗員の状態も問題ないと発表されている。(翻訳・編集/岡田)

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