「露出多い服だと痴漢に遭いますよ」、地下鉄側の忠告に女性側「何を着ようが勝手」と猛反発―上海市

Record China    2012年6月25日(月) 21時43分

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24日、「こんな格好して地下鉄に乗ったら、痴漢に遭わない方がおかしいですよ。気をつけて」―。スケスケワンピース姿の女性の写真とともに、上海地下鉄がこう呼び掛けたところ、「何を着ようが私たちの勝手」と女性2人が抗議活動を展開し、注目を集めている。

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2012年6月24日、「こんな格好して地下鉄に乗ったら、痴漢に遭わない方がおかしいですよ。女性の皆さん、気をつけて」―。スケスケワンピースの女性の写真とともに、上海地下鉄の運営会社がこう呼び掛けたところ、「何を着ようが私たちの勝手」と女性2人が抗議のパフォーマンスを展開し、注目を集めている。山東商報が伝えた。

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事の発端は20日の晩。上海地下鉄第二運営有限公司が公式ミニブログで、痴漢防止策の一環として、「地下鉄にはオオカミが多い。女性の皆さん、格好にはお気を付け下さい」と呼び掛けた。添付の写真に写る女性はスケスケの黒いワンピース姿。後ろ姿だけだが、黒いブラジャーとショーツがくっきり見えている。

ところが、地下鉄側のこの親切の呼び掛けが「どんな服を着ようが、個人の自由」だと多くのネットユーザーの反感を買ってしまった。ネット上には「法律や地下鉄の法規で『スケスケの服を着てはいけない』と決まっているのか」「その理論でいけば、プールに行く男性は全員痴漢を働くということになる」「痴漢を女性の薄着のせいにするな」と批判の書き込みが殺到。

一方、地下鉄側の言い分を支持する声も。「公共の場でさすがにあの格好はまずい。最低限の常識と節度を持つべき」「これは善意の呼び掛け。至極当然のことであり、地下鉄側は謝る必要などない」「最近の若い女性は露出が多すぎる。これでは男性が良からぬ考えを起こしても文句はいえない」と指摘した。

そして、ついにこの呼び掛けに猛反発する2人の女性が行動にでた。上海地下鉄2号線で「私たちは涼しい格好がしたいだけ。痴漢をするな」と書いたボードを掲げ、抗議行動を展開、道行く人々の注目を集めた。女性の権利保護をうたう電子マガジン「女声報」は公式ミニブログで、この2人を支持、「女性は自分で服を選ぶ権利がある。痴漢も反対」と表明している。(翻訳・編集/NN)

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