Record China 2018年7月12日(木) 1時0分
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北京市内にある中国国家博物館で10日、2017年に発見された山東省聖済南市にある章丘焦家遺跡の発掘調査の結果を紹介する展覧会が始まった。展示品の「目玉」は身長190センチの「山東大漢(山東の巨漢)」と呼ばれる男性の骨格だ。
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北京市メディアの新京報によると、同市内にある中国国家博物館で10日、2017年に発見された山東省聖済南市にある章丘焦家遺跡の発掘調査の結果を紹介する展覧会が始まった。展示品の「目玉」は、実測の結果、身長が190センチあったと分かった、「山東大漢(山東の巨漢)」と呼ばれる男性の骨格だ。
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章丘焦家遺跡は今から5300~4600年前の新石器時代の集落跡および古墓群だ。総面積は100万平方メートルを超え、当時の黄河下流の古代社会の発展と変化を知る上での手掛かりだという。同遺跡の発見は「2017年度全国十大考古新発見」にも指定された。
同遺跡の墓からは、大量の玉器、白陶、彩色陶器が見つかった。儀礼用と考えられる品が多いことから、儀礼の制度が安定して発達した社会が形成されていたと考えられており、同遺跡は中国の早い時期の儀礼や宗教、思想や芸術を示す貴重な資料とされている。
儀礼用の展示品が多いことから、同展覧会は「礼出東方(礼は東方より出ず)」と名付けられた。中国では孔子の出身地が現在の山東省の曲阜だったこともあり、山東省には「礼にあつい地」のイメージがある。
ただ、来場者の間では、「山東大漢」への関心がやはり高いようだ。手にしたカメラや携帯電話で撮影する様子も多く見られた。なお、「山東大漢」の頭骨からは、歯を故意に抜く習俗があったことも確認できたという。(翻訳・編集/如月隼人)
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