南シナ海に中国の地方自治体「三沙市」が発足=ベトナム、「我が国領土を勝手に編入」と猛反発―中国

Record China    2012年6月27日(水) 10時5分

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26日、新華網は記事「ベトナム当局、中国の三沙市設立に『強い反対』を表明」を掲載した。ベトナムの海洋法、中国の三沙市設立を両国が互いに強く抗議している。写真はパラセル諸島。

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2012年6月26日、新華網は記事「ベトナム当局、中国の三沙市設立に『強い反対』を表明」を掲載した。

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21日、ベトナム議会は海洋法を可決。同国に属する領海、排他的経済水域(EEZ)、大陸棚、島嶼などを規定したが、その中には中国と領有権を争う南シナ海のパラセル諸島(西沙諸島)、スプラトリー諸島(南沙諸島)も含まれている。中国外交部の張志軍(ジャン・ジージュン)副部長は駐中国ベトナム大使を呼び出し、誤ったやり方をただちにやめるよう要求した。

同日、中国も南沙諸島、西沙諸島、中沙諸島に新たな地方自治体・三沙市を設立することを表明した。ベトナムなど他国との領土係争地が含まれている。ベトナム外務省は「中国が設立した三沙市に強く反対する」と表明。また23日にはベトナムの国営通信社が抗議記事を発表し、他のベトナムメディアに転載された。

4月から中国とフィリピンの間で、スカボロー礁(中沙諸島に所属)をめぐって緊張が高まっていたが、今度は中国とベトナムで舌戦が繰り広げられている。(翻訳・編集/KT)

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