2012年6月27日午前11時47分ごろ（現地時間）、中国の有人潜水調査船「蛟龍号」は太平洋のマリアナ海溝で水深7062．68mの潜行に成功し、さらに記録を伸ばした。中国新聞社が伝えた。

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今回は5回目となる7000m級の挑戦で、3時間あまりの潜航の後7062．68mに到達し、有人潜水調査船による最大潜行深度の世界記録も更新した。「蛟龍号」は15日の潜航で6671mを記録し、19日には6965m、さらに24日でついに目標の7000mを超え、7020mを記録した。

これまで有人潜水調査船は米国、日本、フランス、ロシアの4カ国にしかなく、最大深度は6500mだったが、中国は今回の記録更新で海洋調査の面でも4カ国をリードする形となった。また深海7000mを潜航できれば、理論上は全世界の99．8％の海洋区域が調査可能になるという。（翻訳・編集/内山）