朝鮮半島が100年ぶりの大干ばつ、北朝鮮は人口の3分の2が深刻な食糧難―中国メディア

Record China    2012年6月29日(金) 6時13分

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27日、朝鮮半島が104年ぶりの大干ばつに見舞われており、韓国と北朝鮮が国民総動員で対策に励んでいる。写真は北朝鮮の羅先特別市。

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2012年6月27日、AP通信によると、朝鮮半島が104年ぶりの大干ばつに見舞われており、韓国と北朝鮮が国民総動員で対策に励んでいる。国際在線が伝えた。

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26日付の朝鮮中央通信は、北朝鮮の西海岸地域では気温が例年と比べて3〜8度も高い異常高温が続いていると報じた。国連食糧農業機関(FAO)の調査によると、北朝鮮最大の穀倉地帯である黄海道、平安道、平壌地域で、約9割の畑が干ばつ被害を受けた。

灌漑システムが整っている黄海北道でも数千ヘクタール分の農作物が枯れ、ダムも枯渇気味に。だが、国が大量の給水車を派遣して田んぼや畑の水不足解消に励んだ結果、ある程度の効果が得られたという。

国連によると、今回の長期間に及ぶ干ばつにより、北朝鮮の総人口2400万人のうち3分の2が深刻な食糧危機に直面している。そのため、国連は北朝鮮に対する1億9800万ドル(約160億円)相当の人道支援を表明している。

一方、韓国では首都ソウルの降水量が10.6ミリメートルという日が5月1日から6月18日まで、49日間も続いた。これは例年のわずか6%という少なさで、1908年以来の最少降雨量記録を打ち立てた。(翻訳・編集/NN)

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