Record China 2012年7月2日(月) 12時38分
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6月29日、江蘇省南京市の路上で保護された1頭の犬。車にひかれて後ろ足を粉砕骨折しており危険な状態だったが、現在は回復に向かっているという。
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2012年6月29日、江蘇省南京市の平安阿福動物救助ステーションがマイクロブログ・微博(ウェイボー)上に発表した最新状況によると、同ステーションで保護されている「頑強犬」阿福(アーフー)の体調は回復に向かっているという。中国新聞社が伝えた。
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「後ろ足が砕けても主人を待ち続ける『頑強犬』」と微博上に掲載されて一躍有名になった茶色のコッカースパニエル・阿福。阿福という名前は同ステーションの職員によってつけられた。数日前、阿福は南京市内中心部の路上で車にはねられ、後ろ足2本を粉砕骨折。虫の息で地面に横たわっていたところを保護された。その際、通行人が手当てをしようと阿福を事故現場から他の場所に移そうとしたが、阿福は動く前足だけを使って地面を這いずり、なんとか元の場所に戻ろうとしていたという。その姿を目撃した人は「飼い主を必死に捜しているように見えた」と話している。
現在阿福はすでに食べたり飲んだりができるようになり、他の犬と遊べるほど元気になった。これまでに「阿福を引き取りたい」との申し出が70件以上寄せられているという。しかし、阿福のケガの状況から一般家庭で飼われるのは今のところ困難と同ステーションは判断。当分の間ステーション内でしっかりと世話をし、阿福のケガが全快した後に新しい飼い主について考えるとのこと。
また、飼い主を名乗る電話も多く、いずれも「阿福を置き去りにしたことをとても後悔している。もう一度やりなおしたい」と言っているという。同ステーションは「ケガもしていない阿福を捨てた飼い主が、ケガをした阿福をかわいがるはずがない」との理由で、これらの申し出をすべて断っている。(翻訳・編集/本郷)
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