Record China 2012年7月4日(水) 5時28分
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6月30日、世界新聞網は記事「華人コミュニティーにとって『鶏肋』となったアメリカンドリーム、アジアこそ海外組の楽園に」を掲載した。写真は米ニューヨーク市マンハッタン。
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2012年6月30日、世界新聞網は記事「華人コミュニティーにとって『鶏肋』となったアメリカンドリーム、アジアこそ海外組の楽園に」を掲載した。
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米国で歯科医を営む陳さん。父親は台湾の医師で、子どもの頃からエリートコースを歩んできた。まず香港の病院で出産することで台湾と香港、2つの身分を獲得。その後、台湾インターナショナルスクールで英語漬けの生活を送った。中学からはカナダに留学。母親も付き添いでカナダに住んでくれた。そして米名門大学を卒業し、歯科医の資格を手にした。
莫大な金を使って他人が羨む学歴を手にした陳さんだが、アメリカンドリームとはほど遠い生活だという。年収はわずかに9万元(約115万円)足らず。華人コミュニティーには歯科医院が多く過当競争だという。一方、陳さんの親戚は中国本土で歯科医を開業し大成功。患者1人当たりの売り上げも米国と変わらず、しかも患者は山ほどいる。
陳さんの事例は珍しいものではない。アメリカンドリームは今や昔。中国本土でより好条件の仕事が見つかることも多い。物価や不動産価格、さらに経済の先行きなど多くの面でメリットがある。今やアメリカンドリームは「鶏肋」(中国語で捨てるには惜しいが取るにたらないものを意味する)となった。
もっともある中国本土の移民はこう話している。下水油や毒ミルクが売られておらず、住宅が強制取り壊しにあうこともない。子どもが学校教師に殴られることもない。これをアメリカンドリームというのならば、米国はまだまだ魅力的だ、と。(翻訳・編集/KT)
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