フォックスコンがインドネシア工場設立へ、途上国市場にらみ世界展開―中国紙

Record China    2012年7月4日(水) 6時32分

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2日、第一財経日報は、電子機器OEM(相手先ブランドによる製造)大手フォックスコンがインドネシア工場設立を計画していると報じた。10億ドルを投下し100万人の雇用を創出するビッグプロジェクトとなる。写真は江西省のフォックスコン工場。

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2012年7月2日、第一財経日報は、電子機器OEM(相手先ブランドによる製造)大手フォックスコンがインドネシア工場設立を計画していると報じた。

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先日、インドネシア工業省のモハマッド・ヒダヤット工業相はインドネシア台湾工商連合会に出席。フォックスコンのインドネシア進出を明らかにした。10億ドル(約800億円)を投資して工場を設立、100万人の雇用創出を見込んでいる。インドネシア政府も減税などの優遇措置を検討しているという。

現在、フォックスコンは「未来5年計画」を進めており、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)諸国及び途上国市場への展開を加速させている。ラテンアメリカの携帯市場急成長をにらみ、2005年時点で早くもブラジル工場を開設している。インドネシア工場は東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国への窓口となるほか、中東のイスラム諸国をも意識した布石だという。

フォックスコンといえば中国本土に主要工場を持つ。今後もこの方針は変わらず、むしろ労働者数を150万人にまで拡大する方針だ。一方で劣悪な労働環境で長時間働かせているとの批判が高まりつつあり、フォックスコンは対応に苦慮している。今後は広東省など沿岸地域の工場から、インドネシアなどの海外、そして重慶市など中国内陸部に移転が進む見通しだ。(翻訳・編集/KT)

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