外貨稼ぎのため中国に派遣される北朝鮮労働者、給与の4分の3を本国に送金―中国紙

Record China    2012年7月3日(火) 23時40分

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3日、北朝鮮から外貨稼ぎのために中国に派遣される労働者は、給与の4分の3を国に納めることになっていると米紙が報じた。写真は吉林省にある食品メーカーの工場。

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2012年7月3日、中国紙・環球時報は複数の海外メディアの報道を引用し、北朝鮮から外貨稼ぎのために中国に派遣される労働者は、給与の4分の3を国に納めることになっていると報じた。

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韓国紙・朝鮮日報によると、北朝鮮は外貨稼ぎのため、来年までに中国に12万人の労働者を派遣することになっている。それぞれ図們、琿春、丹東のほか、瀋陽、延吉、長春など東北三省(遼寧、吉林、黒竜江省)の主要都市に送り込まれる予定。

北朝鮮の外貨誘致機関である合営投資委員会が今年1月、吉林省政府と図們に労働者2万人を派遣することで合意。続いて4月に遼寧省政府と丹東に同じく2万人を派遣することで合意している。

米紙ロサンゼルス・タイムズによると、こうした労働者が1カ月に受け取る報酬は200〜300ドル(約1万5000円〜約2万3000円)。だが、そのうち彼らが手元に残せるのは50ドル(約3900円)足らずで、残りはすべて本国に送金される仕組み。

失踪者が出ないよう労働者の選定基準も厳格で、既婚であること、国に忠誠であること、労働党内部に親戚が在職していることが求められるという。(翻訳・編集/NN)

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