韓国でまた「旭日旗」やり玉に、「陸自が掲げてパリ市内行進」と問題視、アイテムに使用のゲーム会社は謝罪

Record China    2018年7月21日(土) 20時10分

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韓国紙はフランス革命記念日のパレードに参加した陸上自衛隊の部隊がパリ市内で旭日旗を掲げて行進したことを問題視。旭日旗をデザインしたアイテムを発売したゲーム会社が謝罪に追い込まれたとも報じている。写真はフランス革命記念日恒例の軍事パレード。

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2018年7月20日、韓国で日本の軍国主義の象徴としてやり玉に挙げられる旭日旗。韓国紙はフランス革命記念日のパレードに参加した陸上自衛隊の部隊がパリ市内で旭日旗を掲げて行進したことを問題視している。さらに旭日旗をデザインしたアイテムを発売したゲーム会社が謝罪に追い込まれたとも報じている。

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陸自の部隊は14日のフランス革命を記念する毎年恒例の軍事パレードに参加。パリのシャンゼリゼ通りを制服姿で日の丸と旭日旗を手にシンガポール軍と共に行進した。自衛隊の参加は3回目。今回は日仏国交正常化160年を記念して招待された。

旭日旗について、中央日報は「フランス刑法第645―1条には『ナチスなど反人類行為犯罪を犯した集団を連想させる装飾などの着用または展示を禁止し、これを犯した場合は罰金刑に処する』」という内容がある」と指摘。「ナチス・ドイツの象徴であるハーケンクロイツ模様の使用は厳格に禁じられているが、同じ意味を持つ日本の旭日旗を国家的行事に堂々と掲げて行進することを許した点は、日帝強占期の被害国の事情は考慮していないと解釈される余地がある」と論じた。

国民日報も「旭日旗は第2次世界大戦で使用された戦犯旗で、日本軍国主義の象徴とされる。日本が太平洋戦争を起こしアジア各国を侵略した時に使用されていた旗」と報道。「このような旭日旗をフランス革命の記念日に持ち込むのは、国民の自由と個人の平等な権利を確立し今日の民主主義の土台を作ったフランス革命の趣旨と相いれない」と主張した。

中央日報はサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の国際サッカー連盟(FIFA)のユニホームと応援物品販売サイトでも、旭日旗模様が描かれたTシャツが堂々と販売されていた、と紹介。ファッション業界関係者の「西欧では旭日旗が軍国主義の象徴かどうか分からない人が多い」との声を伝えている。

一方、朝鮮日報などによると、韓国の中堅ゲーム会社「ブルーホール」は人気モバイル銃撃ゲーム「バトルグラウンド・モバイル」で、旭日旗をデザインしたアイテムを発売し、ユーザーから激しい批判を浴びて謝罪した。ゲーム中のキャラクターを飾ることができる戦闘機パイロットのマスクの右耳部分と顔面部分に旭日旗の赤い太陽光のラインが鮮明に描かれていたという。

ゲーム中の人工知能(AI)キャラクター名には、第2次大戦中に中国人らを対象に生体実験を行った旧日本軍の「731部隊」と同名の部隊も登場。中国メディアは「731部隊」もゲームから削除され、ゲーム会社側から謝罪があった、と紹介している。(編集/日向)

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