Record China 2018年7月22日(日) 14時20分
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湖北省武漢市内で19日午後、立ち木が白煙を上げた。同市では連日、摂氏40度近い猛暑が続いていた。
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中国メディアの新浪網などは19日、湖北省武漢市内で同日午後、立ち木が白煙を上げたと紹介する記事を掲載した。同市では連日、摂氏40度近い猛暑が続いていた。
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記事によると、武漢市漢口区の繁華街、恵済路に面したマンション敷地内で19日午後3時50分ごろ、植えられていた立木が突然、白煙を上げ始めた。煙は幹の比較的低い部分から湧き出した。風はほとんどなく、煙はゆっくりと上昇した。
マンション管理人は地域の園林緑化隊に連絡して、対処を求めた。同隊の危険対応を担当するチームが現場に到着したのは午後4時7分だった。白煙を上げていたのは直径約30センチメートルのシナサワグルミの木で、幹の内部に空洞ができて燃えていると判断できたが、幹表面に洞(うろ)は見当たらず、水を注入して消火することはできなかった。
園林緑化隊のチームは、放置すると木全体が燃え出す可能性があるとして、のこぎりを使って木を切り倒すことにした。切り倒された木と切り株を改めて観察した結果、木の根元付近には白アリに食い荒らされた大きな空洞があり、中には木くずが溜まっていた。
チームを率いる李興氏によると、しばらく前には雨の日が続いたので、木の内部の空洞に雨水が浸透し、木くずが腐ってメタンガスを発生したと見られる。その後は猛暑が続いたため、何らかの原因でメタンに引火して木の内部が燃え出したと考えられるという。
同件は幸いにして大事に至らなかったが、木の幹の内部に閉じられた空間が存在し、そこにメタンガスが充満した場合、なんらかのきっかけで引火して立ち木全体が爆発する可能性も否定できない。報道された写真を見ると、白煙を上げる木の近くで見物しているマンション住人らしい人も写っている。(翻訳・編集/如月隼人)
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