オムロンが蘇州工場の閉鎖を決定―中国メディア

Record China    2018年7月22日(日) 6時30分

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中国メディアの財経網は20日、オムロン蘇州工場が7月16日に操業を停止したと伝えた。資料写真。

中国メディアの財経網は20日、オムロン精密電子(蘇州)有限公司(蘇州オムロン)が16日、同社蘇州工場を16日から操業を停止し、従業員の再就職支援を始めると発表したと伝えた。

工場閉鎖について蘇州オムロンは、「近年のスマートフォン市場の急激な変化に伴い、オムロン日本本社は経営について相応の調整を行わざるを得なくなり、株主総会での慎重な議論を経た後、会社の解散を決定した」と説明したという。

記事は、「蘇州オムロンは日本の有名企業であるオムロンが中国へ投資した数多くの子会社のひとつで、2003年12月に成立し、主に液晶バックライト等の電子部品や関連部品及び金型、治工具等の設計、生産、販売を行っていた」と紹介した。

記事によると、マーケットアナリストは同件について「オムロンの主要業務は液晶バックライトの生産で、今ではローエンド市場は中国メーカーがシェアの多くを占めるようになり、ハイエンド市場はOLEDにとって代わられた。OLEDはそれ自体が発光するためバックライトを必要としない。そのため、オムロンのバックライト業務は立ちいかなくなった」と分析した。(翻訳・編集/山中)

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