Record China 2007年3月6日(火) 7時20分
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「全国民を対象とした医療保険制度の確立を最終目標に改革を推進していく」と衛生部の高強(ガオ・チアン)部長はコメント。しかし現実は都市部と農村部の所得格差が大きすぎ、改革はまったく先が見えない。
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2007年3月4日。全国政治協商会議委員で衛生部の高強(ガオ・チアン)部長は4日、記者に対し、医療保険制度の改革について、最終的には全国民を対象とした医療保険制度を目標に、多様な方法で実現にこぎつけたい考えを述べた。
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現段階では、都市部と農村部の所得水準の格差があまりにも大きく、全国民を対象とした保険制度の制定にはそもそも無理がある。たとえば都市部の労働者の年間保険納付額の平均は1100元(1万6500円)、一方、農村部の新型医療協力保険の加入者はひとり平均年額50元(750円)。この差からもわかるように、全国民対象の医療保険制度を作るには段階的かつ複数のルートから構築する必要がある。
国務院発展研究センターは「中国の医療衛星体制の改革は失敗した。都市部の医療保険制度は少年や子ども、非就業人口、農民労働者など流動人口を対象としないという大きな欠陥があるし、農村部の保険も一部の富裕層しか加入できていない。」と報告している。国家医療体制改革案はまだタイムスケジュールさえできていないようだ。(翻訳・編集:福田ひがこ)
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