2012年7月5日午前5時ごろ（現地時間＝以下同）、中国・安徽省淮北市に住む呂（リュー）さんの家に虎が侵入し、大きな騒ぎとなった。

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当日早朝、呂さん夫婦はまだ床に就いていたが、犬や鶏が鳴くのが聞こえ泥棒ではないかと思い、呂さんは様子をうかがいに起きた。すると大きな猫のような動物が番犬の前を堂々と通り、厨房に進入した。当時呂さんはその動物が何なのかわからず、猫か犬だと思っていたという。

その後、呂さんはその動物を追い出すために厨房に入ったが、なかなか出て行こうとしないため、犬に吠えさせて追い出そうとしたが、犬は厨房の外で吠えるばかりで、中には入ろうとしなかった。その動物は一向に出る気配がなかったため、呂さんはそのまま放っておくことにし、呂さんは営んでいる釣り堀の仕事に出かけた。

同日午後4時ごろ、呂さんの釣り堀のお客さんが預けていた釣り道具を取りに呂さん宅に伺った際に、厨房に大きな動物がいることに気が付き、その後多くの釣り人が確認した結果、皆虎ではないかと話した。さすがに怖くなった呂さんの妻は呂さんに電話し、自宅に戻った呂さんはすぐさま警察に通報した。

警察によりその動物は間違いなく虎の子どもと分かり、警察の要請で現地の動物園の飼育員と協力して虎を捕獲した。その後、虎は市の動物園へ搬送されたという。

なぜ虎が呂さんの自宅に侵入したかについては、呂さんいわく、自分の家の前には細い道があり、道の両側には草が密集している。そのため、虎は発見される可能性が低いこの道を通って家に侵入したのではと話している。（翻訳・編集/内山）