2012年7月5日、米紙ロサンゼルス・タイムズによると、米国のワインメーカーはワイン消費量が急拡大している中国市場に注目している。6日付で環球時報が伝えた。

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中国及びアジア太平洋地区は中産階級の増加が最も著しいワイン消費市場だ。米国のワイン協会の調査によると、昨年米国から中国へ輸出されたワインは前年比42％増の6億2000万ドル（約500億円）に達した。

中産階級によるワイン需要の拡大に伴い、中国ではこれまで人気が高かった高級ワインだけでなく、中低価格のワインの需要も増加してきた。カリフォルニアのロディやナパなどで生産される20〜30ドル（約1600〜2400円）のワインに目をつけているという。カリフォルニアのあるワイナリー関係者は「中国への販売は米国内への販売よりも安全で、しかも儲かる」と話した。

業界関係者によると、中国へのワイン輸出量はフランスがトップ、次いでオーストラリア、チリで、米国のシェアは約5％に過ぎない。米国産ワインは80％が米国内で消費され、国際市場には依存していないが、中国市場の巨大な潜在力に目をつけた米国ワインメーカーは中国への進出を虎視眈々と狙っているという。（翻訳・編集/HA）