チベットに巨大な盗聴施設か、インドとの国境近く―カナダ軍事誌

Record China    2012年7月9日(月) 21時26分

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9日、カナダの軍事専門誌「漢和防務評論」は、インドとの国境に近い中国チベット自治区に巨大な盗聴施設のようなものが建設されたと報じた。写真はチベット自治区のラサ市。

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2012年7月9日、カナダの軍事専門誌「漢和防務評論」(7月号)は、インドとの国境に近い中国チベット自治区に巨大な盗聴施設のようなものが建設されたと報じた。

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記事によると、中国人民解放軍はチベット自治区内のブータンとの国境から3.3km、インドとの国境から29kmの地点に巨大な無線傍受施設のようなものを建設した。中国はこれをインドやブータン駐留インド軍の無線通信の盗聴に使用していると記事は指摘している。

巨大な円筒形のアンテナで、その規模からかなり広い範囲を盗聴できるとみられる。中国全土にはこうした盗聴施設が少なくとも35カ所に上ることが人工衛星によって確認されているという。中国は近年、インドに対する盗聴活動を強化しているもよう。

また、日本に対する盗聴活動も活発化させており、日本向けの盗聴施設として上海と南京に計3カ所、華北、東北地方に計7カ所が設置されているほか、モンゴル向けが1カ所、ベトナム向けが3カ所に上ることが確認されているという。(翻訳・編集/NN)

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