日本で性経験のない人があふれかえる……この現実は何を意味する?―華字紙

Record China    2018年7月28日(土) 1時20分

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24日、日本新華僑報は、日本で性経験のない男女が増えていることの意味について解説した、蒋豊同紙編集長のコラムを掲載した。資料写真。

2018年7月24日、日本新華僑報は、日本で性経験のない男女が増えていることの意味について解説した、蒋豊(ジアン・フォン)同紙編集長のコラムを掲載した。以下はその概要。

国立社会保障・人口問題研究所が発表した最新の報告で、18歳から34歳の女性の39%、男性の36%に性経験がないことが明らかになった。また、同じ年齢層の女性の半数は交際相手がおらず、35歳から39歳では26%の女性、28%の男性に性経験がないこともわかった。

ポルノ作品大国で性経験のない人の割合がここまで高いというのは、人びとの日本に対するイメージをひっくり返すだけでなく、日本がすでに「低欲望社会」に入っているという厳しい現実を映し出している。

いわゆる「低欲望社会」とは、いくらがんばっても運命を変えられない社会において若者が周囲の一切のものに対して興味を失い、多くの人が負担やリスクを背負いたがらず、安穏とした生活を過ごそうとする社会の状況のことである。結婚や性生活に対する欲望も低下し、結婚や育児を望まずに単身生活を謳歌したがるのだ。

1990年代にバブル経済が崩壊して景気低迷が続く日本では、市民がもともとのライフスタイルを変えざるを得ない状況になった。物に対する欲望は低下し、恋愛も面倒になった。政府がどんなに奨励策を出しても、若い人の家庭作り、後代の育成という欲望を煥発することができないでいる。

このような欲望の喪失の責任は一体どこにあるのか。それは、人によって見方がそれぞれ異なるだろう。ただ、公平な社会環境を作り、各種コストを下げ、頑張れば運命は変えられるという希望を抱かせることが、若者の欲望を再び奮い立たせるカギと言えるだろう。(翻訳・編集/川尻

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