Record China 2012年7月10日(火) 11時56分
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6日、ホワイトハウスに、曲剛という中国人英語教師からオバマ大統領の演説の版権を購入したいと申し出る手紙が届いた。写真はオバマ大統領。
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2012年7月6日、ホワイトハウスに、曲剛(チュー・ガン)という中国人英語教師からオバマ大統領の演説の版権を購入したいと申し出る手紙が届いた。9日付で中国新聞社が伝えた。
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手紙には「オバマ大統領のスピーチの能力を高く評価しており、繰り返し見ているうちに、それが中国を始めとする各国の英語学習者にとって参考になることに気付いた。版権を購入し、スピーチの内容を英語教室で使用し、米中の文化交流、英語教育に役立てたい」と書かれていた。
曲氏は、このような買収案は中国国内では前例がないので、まずは最低価格を出してもらって商談に進みたいと述べている。
オバマ大統領の英語の発音に関しては、米国国内でも評価が割れている。かつて民主党の重鎮、ハリー・リード議員が、「アフリカ系米国人にしては肌の色も浅く、黒人なまりもない」と発言したことが大きな反発を招き、謝罪するに至った。これをきっかけに、オバマ大統領の発音は「ハワイ風の英語とケニアの土着語、インドネシアのピリ辛カレー語の組み合わせ」などと揶揄されるようにもなった。
だが、長年英語教学に携わってきた曲氏は「長い間競争にさらされたオバマ大統領や歴代大統領の発音のレベルはアナウンサーを超えている。学習者を奮い立たせるスピーチは、英語の音声教材にぴったりだ」と語る。
曲氏は、今回の購入がうまくいけば、歴代大統領の演説の版権を購入する意欲をみせており、北京外国語大学の騰継萌(テン・ジーモン)副教授も、長年大学で英語教育に携わってきた経験から、この手法に賛同を示している。
曲剛氏は英語教育の第一人者として、常識をくつがえす独自のメソッドに基づく発音教育を行い、数多くの教え子を輩出している。曲氏は、試しにオバマ大統領の就任演説を使用してみたところ、学生はわずか3日で正しい英語のスピーチをマスターしてしまったと語り、ネット上にも教え子たちがオバマ大統領のスピーチを真似た動画を多数アップロードしているという。(翻訳・編集/長河)
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