Record China 2018年7月28日(土) 7時30分
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26日、米華字メディア・多維新聞は、台湾当局が喧伝する「日台友好」は幻だと切り捨てた。資料写真。
2018年7月26日、米華字メディア・多維新聞は、台湾当局が喧伝する「日台友好」は幻だと切り捨てた。
記事は「このほど、台湾独立主義者が東京五輪への台湾呼称での参加を求める住民投票を呼びかける運動を続けていることから、東アジアオリンピック委員会(EAOC)は2019年8月に台中市で開催予定だった第1回東アジアユースゲームズの開催中止を投票で決定した。台湾メディアはこの件を大々的に報じたが、不可思議なのは“棄権票”を投じた日本について『台湾を全力で支援した』などと伝えていることだ」と指摘した。
その上で「今回の件以外にも、台湾は多くの場において『日台友好』の空気をつくってきた。2016年には台湾立法院長が日台関係について『台湾が泣けば日本も泣く、日本が笑えば台湾も笑う』と称したほか、17年に八田与一氏の銅像の首が取られた際には当時の台南市長がSNS上で『日台の固い友情関係は、親中仇日による行為で破壊されるものではない』と書き込んだ。そして蔡英文(ツァイ・インウエン)総統は日本で大きな災害があるとツイッター上に日本語でお見舞いメッセージを書き込み、今年1月には日本語で新年のあいさつをした」と紹介。
そして、「台湾が『日台友好』をこれほどまでに宣揚するのは、台湾に敗走した国民党が長期的に日本の資本や技術の援助を受けてきたという関係性に加え、台湾独立主義者が『脱中国化』を狙って日本統治時代を意図的に称賛していることがある」と指摘。続けて、「しかし、日本には自身の国益がある。中国本土の台頭を快くは思っていないものの、トランプ米大統領のアメリカ・ファースト主義の前に対中関係改善を模索しなければならない状況だ。そんな中で日本が本当に台湾を『全力で支持』して日中関係を破壊したりするだろうか。台湾による『日台友好』の喧伝は、単なる片思いであり、自らを欺く空想にすぎない。そして、一方的な『友好』は、日本に対する正視も、中国本土からの好感も得られない」と論じている。(翻訳・編集/川尻)
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