風船で空中散歩、思いつきを実現した若者たちの挑戦―重慶市

Record China    2012年7月14日(土) 10時47分

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11日、中国・重慶市の若者4人が風船で空を飛んだことがネットで話題となっている。発起人の29歳の男性はテレビを見ていた時に風船で空を飛ぶことをひらめき、すぐに友人3人を集め準備を始めた。

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2012年7月11日、中国・重慶市の若者4人が風船で空を飛んだことがネットで話題となっている。発起人の29歳の男性はテレビを見ていた時に風船で空を飛ぶことをひらめき、すぐに友人3人を集め準備を始めた。長江商報が伝えた。

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風船で飛ぶにあたり、4人は5000元(約6万3000円)以内に費用を抑えることにした。7日間で準備を整え、先に決めたルールを守るため、扱いが難しく爆発しやすいが、安価な水素を利用することとなった。

さらに事前に風や浮力を計算し、直径2mと3mの風船を6個ずつ用意した。飛行当時の朝になると風船には露がつき、浮力に大きく影響すると考えられ、さらに水素充てん時に風船を1つなくしてしまった。このため風船に乗る役目を当初の予定だった発起人から、体重が軽い50kgほどの仲間に急きょ変更。ところがそれでも風船は浮上しなかったため、風船に乗る男性は安全装備も外し、ズボンまで脱ぎシャツ1枚に。風船を切るためのナイフと携帯電話、そしてビデオカメラを手に空に飛び立った。

最初こそゆっくりと浮上していた風船だったが、その後露が乾き上昇速度は一気に上がった。今回の飛行の最高地点は地上から1000mほどで、風船は約30分で42kmほど飛行し、無事着陸した。

風船に乗った男性は、当時子供が間もなく生まれる予定だったそうで、後から思い返してみると、安全装備もなしに飛行したのは少し無謀な気もすると話している。

彼らは飛行が成功した後、今回の挑戦をネットに掲載し、大きな反響を呼んだ。安全装備もなく、不安定な水素を使ったことに危険を指摘する人もいたが、チャレンジ精神やアイデアに敬意を表する者が多かった。

最後に取材に応じた発起人の男性は、「今回僕たちが挑戦したことは、多くの人が一度は考えたことがあると思う。僕たちは“思いついたのだからきっとできるはず”と信じ、挑戦に臨んだ。僕たちはこれからも自分たちの思いつきを実現できるように挑戦を続けていきたい」と話していた。(翻訳・編集/内山)

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