2012年7月13日、中国・広西チワン族自治区柳州市の柳江河で行われていたピラニアの駆除は、1匹も捕れず13日をもって活動終了が宣言され、同時に懸賞も終了した。京華時報が伝えた。

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今月7日、ある男性が柳江河でペットの犬を洗っていたところ、ピラニアに襲われ大けがを負った。事件を受け、同市はピラニア1匹あたり1000元（約1万2000円）の懸賞金を出すと発表し、市民にもピラニア駆除の協力を求めた。

当局は9日から漁師の協力のもと駆除活動を展開していたが、12日までピラニアを捕獲した人は現れなかった。一時はピラニアに懸賞金をかけることで、ピラニアを川に放し、あたかも捕獲したように装う者が現れるのではと心配されていたが、結局ピラニアは捕獲されず、その代わり市民により約90kgの魚が取られたという。

当局はこれ以上活動を展開すると、在来の魚に影響を及ぼしかねないと考え、駆除活動の終了を宣言したという。（翻訳・編集/内山）