ボクシングのWBO世界フライ級王者の木村翔は27日、中国・青島でフィリピンのサルダールと防衛戦に臨み、6回KOで勝利。3度目の防衛に成功した。

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木村は終始主導権を握り、同4位のサルダールを寄せ付けなかった。中国中央テレビのスポーツチャンネル（CCTV5）などが速報で伝えている。

昨年、中国の鄒市明（ゾウ・シーミン）からタイトルを奪いながら、そのひたむきな姿から中国で人気が爆発した木村。試合前には中国中央テレビ（CCTV）の評論員で記者でもある王志安（ワン・ジーアン）氏がメインを張った中国選手と共に木村の名前を挙げて「頑張れ！」とツイートしていた。

木村の防衛成功に、ネットユーザーからは「すごいな」「おめでとう！尊敬に値するよ」「無敵だ」「鄒に勝ったのは偶然じゃないってことが証明された。鄒は熟れた柿を選んだと思っていたが、実際は硬い石だった」「実力は確か。酒配達のバイト減らせるよ（※木村がアルバイトで生計を立てていたことが中国で大きく報じられ、派手な生活を送っていた鄒市明とのコントラストも話題になった）」といった称賛のコメントが寄せられた。

また、「日本のボクサーの中で木村はどんな地位にいるのか知りたい」といった声も寄せられているが、日本よりも中国での知名度の方が高いかもしれない。（翻訳・編集/北田）