Record China 2012年7月14日(土) 14時51分
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この夏、8月11日より新宿武蔵野館にて「3つの刺激・感/ニュー香港ノワール・フェス」と題して、香港映画最新のノワール・シネマ3作品が一挙公開される。写真は「強奪のトライアングル」の1シーン。
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2012年8月11日より開催される香港映画の上映企画「3つの刺激・感/ニュー香港ノワール・フェス」。香港映画最新のノワール・シネマ「強奪のトライアングル」、「コンシェンス/裏切りの炎」、「やがて哀しき復讐者」の3作品が一挙公開される。
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「強奪のトライアングル」は香港映画界が世界に誇る巨匠、すなわちツイ・ハーク(徐克)、リンゴ・ラム(林嶺東)、ジョニー・トー(杜[王其]峰)の3人の監督が独自のルールのもと、バトンリレー方式で各30分を撮影し、1本に繋げたクライム・サスペンスだ。単なるオムニバスではなく、前代未聞のリレー形式となった本作の魅力は、どこまでを誰が撮っているかという監督のカラーが見え隠れしていることや、最後までどんな展開になっていくか予想だにしない内容となっている点だ。
「コンシェンス/裏切りの炎」は、現在の香港映画でポリス・アクションの第一人者といっても過言ではないダンテ・ラム(林超賢)監督が仕掛ける、迫真の警察アクション。 レオン・ライ(黎明)とリッチー・レン(任賢齋)が演じる同世代の2人の警察官の光と影、正義と悪を描き、一味違ったものに作り上げている。
「やがて哀しき復讐者」は、前出のジョニー・トーによる作品。誘拐という犯罪を背景に、“因果応報”と“親子の愛”を描いた奥深い作品になっている。劇中では、アンソニー・ウォン(黄秋生)とリッチー・レンの実力派俳優2人が、共に思春期の子供を抱える父親を熱演している。
濃厚で見応え十分の3作品は甲乙つけがたく、香港映画界を背負う監督・キャスト陣が集結したラインナップとなっている。東京・新宿武蔵野館で上映。(翻訳・編集/ENE)
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