「舐めた指で料理を盛り付け…」食べ残し再利用の有名牛肉麺店、店名変更も閑古鳥―台湾

Record China    2012年7月16日(月) 10時51分

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15日、食べ残しを再利用していた高雄の有名店「大牛牛肉麺」が、店名を変更して営業を再開していたことがわかった。写真は問題の牛肉麺。

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2012年7月15日、食べ残しを再利用していた台湾・高雄の有名店「大牛牛肉麺」が、店名を変更して営業を再開していたことがわかった。香港紙・星島日報が報じた。

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高雄市中正二路の「大牛牛肉麺」は、中国本土からの観光客も数多く訪れていた有名店。わずか150台湾ドル(約400円)で牛肉麺と料理が食べ放題というサービスが大きな人気を呼んでいた。

だが、今年5月、コスト削減のために食べ残しの料理を再利用していたことを元スタッフがメディアに暴露、調査に訪れた衛生部門に対し、オーナーの劉苑卿(リウ・ユエンチン)氏は、元スタッフの報復だとして疑惑を否定していた。しかし、高雄地検が劉氏に見せた録画映像には、厨房に下げられた食べ残しの料理を、劉氏自らスタッフとともに盛り付け、再び客に出している様子がはっきりと映されていた。映像では、スタッフが牛肉麺の汁のついた指を舐め、その手で直接料理を盛り付けるという、見る者に吐き気を催させる様子が繰り広げられていた。動かぬ証拠を突きつけられた劉氏は、号泣しながら再利用の事実を認めた。

検察は10日、詐欺と不衛生な食品の製造販売等の罪に当たるものの、罪を認め反省の様子がみられることから不起訴処分とし、罰金10万台湾ドル(約26万4000円)、反省文の提出、強制的な法治教育の受講等の処分とすることを決定した。

報道によると、料理の再利用によって信頼を失った大牛牛肉麺の業績は急激に悪化し、6月で廃業を余儀なくされたという。スタッフが店を受け継ぎ、店名を「康●(バオ)牛肉麺(●は保の下に火)として再オープン、前店とは一切無関係としながらも、訪れる客はごくわずかだという。(翻訳・編集/長河)

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