Record China 2018年8月3日(金) 0時20分
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29日、米華字メディア・多維新聞は、中国の学者・馬国川氏による、日本の明治維新に対する評価を紹介した。資料写真。
2018年7月29日、米華字メディア・多維新聞は、中国の学者・馬国川(マー・グオチュアン)氏による、日本の明治維新に対する評価を紹介した。
馬氏は「日本がアヘン戦争のような状況を回避できた理由は、中国の教訓をくみ取ったから。中国のような大国が打ち負かされたのだから自分たちに勝ち目はない、それならむしろ積極的に開国について談判しようではないかと考えた。日本は自らの短所を認識していたために、非常に主体的に選択をすることができた。この態度は、その後の日本の歴史において何度も出現する。日本によるこのような改革の主体性は、はるかに中国を超越している」と解説した。
また、「明治維新のカギを握ったのは明治天皇という存在だった」とし、「日本は政治的な操縦、そして教育による洗脳という2つの手段により、天皇を神格化した。天皇は完全な道徳を備えた、仁義や慈悲にあふれた善良なる神であると宣伝され、学校では天皇と皇后の『御真影』が飾られ、子どもたちに『御真影』へのお辞儀をさせた。さらに、教育勅語を暗唱させた。日本の近代化改革は明治天皇やその伝統文化が絡み合っていた。資料を見ると、明治天皇は特に何もしておらず、実際の政治活動にも参加していない。しかし、あらゆる戦争や改革の功労は全て彼のものとされた」と論じている。
そして、「明治天皇は日本という国の啓蒙においてとても重要なリーダー的役割を果たした。例えば、1871年に出された断髪令は当初大きな抵抗を受けたが、73年に明治天皇が自ら西洋風に断髪すると、東京から辺鄙な地域に至るまでみんな髪を切った。神に祭り上げられた天皇が持つ手本としての作用は、非常に大きかったのである」とした。(翻訳・編集/川尻)
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