Record China 2018年8月1日(水) 16時50分
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1日、環球時報は、慰安婦調査の第一人者である男性へのインタビュー記事を掲載した。資料写真。
2018年8月1日、環球時報は、慰安婦調査の第一人者である男性へのインタビュー記事を掲載した。
記事によると8月1日、中国人民解放軍の建軍91周年に際し、慰安婦をテーマにした映画「大寒」の再上映式典が四川省建川博物館の中国老兵手印広場で行われる。この記念式典を前にして、「大寒」で取材された元慰安婦127人の最後の1人である曹黒毛(ツァオ・へイマオ)さんが24日午前10時ごろ、山西省陽泉市盂県の自宅で病気のため死去し、30日に出棺した。
記事は、「曹さんが亡くなったことは、慰安婦の証人がますます少なくなっていることを意味しており、日本政府からの謝罪と賠償金を得る難易度がますます高くなることを意味している」と伝えた。
7月31日の午後、慰安婦調査の第一人者である張双兵(ジャン・シュアンビン)氏が環球時報のインタビューに応じた。張氏は35年にわたって故郷の山西省で約300人の慰安婦経験者と思われる高齢者を取材し、本人が直接慰安婦時代の屈辱的な経験を語った127人の物語を映画「大寒」の素材としている。張氏は涙を浮かべながら「曹さんが亡くなって、私には完全に母親がいなくなってしまった」と語ったという。
「慰安婦調査の第一人者」と言われていることについて張氏は、「私は口火を切ったに過ぎず、まだ多くのことができていない。私は歴史に申し訳ない」と語った。また、「日本政府は、あまりにかたくなで、非人道的すぎる。彼ら(日本政府)の慰安婦問題に対する態度は、歴史を正確に認識していないことを証明している」とも述べている。
また、65歳の張氏は、どれだけ時間がかかろうとも引き続き戦い続けていく意思を表明。「私には分からないが、運命が私を選んだのかもしれない」と語った。(翻訳・編集/山中)
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