海南省「干ばつ深刻化」、31万人動員で対策を―海南省三亜市

Record China    2007年3月6日(火) 18時25分

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2007年3月6日、深刻な干ばつ被害に見舞われている海南省三亜市。この状況が続くと、4月には大干ばつになってしまう。その防止策として、政府は大規模な水の供給作業を決定。31万人を動員し、1713万元(約2億5千万円)の費用をかけて水の確保に努める。

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2007年3月6日、海南省三亜市郊外の水田は、ひどい干ばつが続いていた。この土地に住む人々は、「今年は降雨量が少なくて気温が高い」と話し、農作物や市民生活に大きな影響を与えている、と顔を曇らせる。

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海南省の調べによると、現在省内の92万平方メートルの農作物が干ばつ被害を受けており、12万人の生活用水に影響があるという。この深刻な状況に政府関係者は、「春の農耕期を迎え忙しい季節になった。農業用水は徐々に増やしてきたが、状況は悪い。現在ダムには27.79億立方メートルの貯水量があるが、8億立方メートル以上の水が不足している。気象局の予測によると、この先2か月間も雨の期待は薄いとのことだ。この状況が続くと4月には大干ばつを迎えることになる」と懸念している。

その対策として、ついに政府は1713万元(約2億5千万円)の資金投入を決定。31万人を動員し、3万525台の機械を投入して大掛かりな水の供給作業を行うと発表した。この作業が完了すると、45平方キロメートルの水田に水が引かれ、9万7200人の市民と3万6800頭の家畜の飲用水が確保できる、とのことだ。(編集・饒波貴子)

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