海岸線が2千キロ縮まり、沿岸湿地も半分消失=副作用懸念される、埋め立て工事の進展―中国

Record China    2012年7月18日(水) 19時45分

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17日、急速な経済成長に伴う埋め立てにより、中国の海岸線がこれまでに約2000km短くなり、周辺海域の小島806カ所が消失したことが分かった。沿岸部の湿地もおよそ半分が失われたとみられる。写真は海岸がゴミで埋め尽くされた海南省の漁村。

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2012年7月17日、広州日報によると、急速な経済成長に伴う埋め立てにより、中国の海岸線がこれまでに約2000km短くなり、周辺海域の小島806カ所が消失したことが分かった。沿岸部の湿地もおよそ半分が失われたとみられる。

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中国海洋生態環境科学専門家の丁徳文(ディン・ダーウェン)氏がこのほど開かれた広東省の科学フォーラムで発表した。また、中国新聞週刊網も同6日、「中国は建国以来4度目の沿岸開発ブームを迎えている」と指摘。建国初期と60年代中期〜70年代の塩田開発、80年代中期〜90年代の水産養殖に続き、現在の主流は埋め立てによる土地造成が主流となっている。

さらに、中国海洋局のデータによると、08年の世界金融危機以降、地方政府主導で臨海工業開発が強化され、政府の第11次5カ年計画(06〜10年)期間中に工業用地・都市建設用地として約700平方キロメートルが埋め立てられた。専門家らは開発による地形の変化、防災能力の弱体化、生態系への打撃を懸念している。(翻訳・編集/AA)

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