Record China 2018年8月3日(金) 19時20分
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ベネッセホールディングスは1日、日本、中国、インドネシア、フィンランドの都市圏に住む幼児期の子どもを持つ母親を対象に実施した「幼児期の家庭教育国際調査」の結果を発表した。働く母親の帰宅時間は中国が最も遅い。しかし父親の帰宅時間は日本が顕著に遅かった。
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母親が平日に帰宅する時間は、フィンランドでは午後4時台と回答した人が57.2%でピーク。インドネシアでも4時台が26.2%でピーク。一方、日本では午後6時台が34.9%でピーク。中国でも午後6時台が35.8%とピーク。日本では午後7時台と回答した母親は8.3%と1けた台に減少するが、中国では15.9%とまだ2けた台だ。
フィンランドとインドネシアに比べて日中両国では幼い子の育児と仕事を両立させる母親の帰宅時間が遅く、特に中国では遅い傾向がやや強いことが分かった。
父親の帰宅期間を尋ねたところ、フィンランドでは午後4時台と回答した人が36.4%でピーク。インドネシアでは19時台が42.3%、中国では午後6時台が30.7%、日本は午後10時から午前0時が23.0%でピーク。午後8時台以降の比率は日本が61.5%と圧倒的に多く、中国が22.9%、インドネシアが26.9%、フィンランドが5.5%だった。
上記調査について日中の家庭事情を考えてみると、育児と仕事を両立させる女性の負担が大きいのは同様だが、中国人家庭では父親が家事を分担することが日本より多いとされる。また、中国では祖父母が同居して育児などの家事を行う家庭も多く、農村部出身の女性は比較的安い賃金で雇えるので、家政婦として住み込みで働かせることも珍しくない。
上記調査はベネッセ・グループ企業のベネッセコーポレーションの社内シンクタンクであるベネッセ教育総合研究所が実施、ビジネス4歳から就学前の6歳までの子を持つ有職の母親に質問した。日本の場合、首都圏に住む373人で調査期間は2017年3月。中国では北京・上海・成都(四川省)に住む2480人で、調査期間は同年6月、インドネシアではジャカルタ市と近郊に住む177人で、調査期間は同年5~7月、フィンランドではエスポー市に住む2480人で、調査期間は同年6~7月。(翻訳・編集/如月隼人)
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