中国企業のIPO調達総額が今年すでに約1兆7110億円に

人民網日本語版    2018年8月2日(木) 14時40分

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2018年に入って以降、海外で上場する中国企業が急増している。中国でソーシャルメディア(SNS)を利用したEコマースで「ソーシャルコマース」の拼多多が7月26日、米国で上場し、株式の発行価格は19ドル(約2100円)だった。

2018年に入って以降、海外で上場する中国企業が急増している。中国でソーシャルメディア(SNS)を利用したEコマースで「ソーシャルコマース」の拼多多が7月26日、米国で上場し、株式の発行価格は19ドル(約2100円)だった。その他、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ)や趣頭条、闘魚などの中国企業が海外で上場するという情報もある。経済参考報が報じた。

金融データサービスの上海万得信息技術(Wind資訊)によると、海外で新たに上場した中国企業は50社で、新規株式公開(IPO)による調達総額は153億4700万米ドル(約1兆7110億円)に達した。うち米国では19社が新たに上場し、調達総額は53億8700万ドルと、すでに2017年通年の額を上回った。うち、IPOによる調達額が最も多かったのはオンライン動画配信サービスの愛奇芸(iQiyi)で22億5000万ドル(約2498億円)だった。拼多多が13億2600万ドル(約1472億円)でこれに次いだ。

香港地区では今年これまでに中国大陸部の企業31社が新規上場。IPO調達額は計99億6000万ドル(1兆1055億円)に達し、17年通年の額にすでに迫っている。最多はスマートフォン製造大手の小米(シャオミ)で35億4300万ドル(約3932億円)だった。2位が健康アプリ・平安好医生の11億1800万ドル(約1241億円)、3位が江西銀行の10億9600万ドル(約1216億円)と続いた。

すでに上場、または上場手続きが完了している中国企業以外に、香港地区で上場審査を現在受けている中国企業が少なくとも59社ある。海外で上場している中国企業を見ると、インターネットとテクノロジー業界に集中している。(編集KN)

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