中国になじめないイケア、値段は高いのに品質は悪いと中国人は不満―SP華字紙

Record China    2012年7月20日(金) 6時49分

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18日、中国では高級品とみられているイケアだが、品質に不満を持つ人が少なくないという。写真はイケアの中国店舗。

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2012年7月18日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、スウェーデン家具大手イケアは中国に進出して14年になるが、品質問題が頻出しているという。

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米国消費者製品安全委員会(CPSC)によると、イケアは同社の照明レールに感電の恐れがあると発表。9万7000個のリコールを表明した。イケアは中国にも進出しているが、その人気と知名度とはうらはらに品質に不満を持つ人が多いという。中国語で「イケア(宜家)」と検索すると、品質問題を訴える書き込みが大量に表示される。

中国でイケアに不満を持つ人が多い理由として、そのブランドの立ち位置が他国と違うことがあげられる。イケアといえば低価格で世界を席巻している大手家具メーカーだが、中国ではむしろ高級品だ。2009年にイケアが実施した調査では、他国では低価格ブランドとみられているなか、中国でだけは高級ブランドと認識されていることが明らかとなった。

デザインに優れたオシャレな店舗は中国でも人気で多くの客を集めているが、「イケアでは見るだけ。買うのはもっと安いお店で」という人も。中国進出から14年が過ぎたが、イケアの店舗数はわずか11店舗にとどまっている。売り上げも年平均20%と伸びているとはいえ、中国家具業界の成長率は年31%。年々シェアを落としている計算となる。(翻訳・編集/KT)

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