2012年7月17日、北京対外経貿大学贅沢品研究センターの周［女亭］（ジョウ・ティン）主任が発表した、海外高級ブランドが提供するサービスには中国国内と海外で大きな差があるとの意見が注目を集めている。中国網が伝えた。

【その他の写真】

周主任は海外高級ブランドが提供するサービスには中国国内と海外で少なくとも以下の6つの大きな差があると主張する。

その1：修理センターが見つからない

多くのブランドが修理やメンテナンスの拠点を中国に設けていない。一部は北京や上海に設置しているが、本格的な修理のためには海外の工場へ戻さなければならない。

その2：修理期間が長すぎる

高級ブランド品の修理には早くても1〜2カ月が必要で、海外の工場へ戻すとなれば、多くの場合は半年前後待たなければならない。

その3：高すぎる修理代

海外では永久に無料のメンテナンスサービスなどが提供されているが、中国国内では無い。時計のバンドの交換費用だけで数千元（約数万円）を支払った顧客さえいる。

その4：実現しない約束

店舗を訪れた時の購入済み商品のクリーニングやメンテナンス、無料の返品などのサービスは高級ブランドの特別なサービスだが、中国国内ではほとんど実施されていない。

その5：人を見て異なるサービスを提供

海外では購入額の大小にかかわらず統一したサービスが提供されているが、中国国内では人によってサービスの差が非常に大きい。

その6：消失したバーゲンシーズン

欧州では毎年2回、ブランド品のバーゲンシーズンがあるが、中国では消費者が世界最強の購買力を提供するようになって以降、バーゲンがなくなっただけでなく、逆にプレミアム価格を支払わされている。（翻訳・編集/HA）