「エアバス機生産基地」2007年末の完成目指し、建設中―天津市

2007年3月6日、「第10回全国人民大会第5回会議」に参加した、天津市の戴相龍(ダイ・シャンロン)市長が、現在建設中の「エアバスA320機生産基地」について、インタビューを受けた。

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市長は、「エアバスA320機の生産基地を天津市・浜海新区に建築中。」と話し、2006年6月に着工した工事はスムーズに進行中だと説明した。完成目標は2007年末で、基地施設への投資額は総額20億元（300億円）になるという。

エアバスA320機は、座席数150席のコンパクトな航空機で市場ニーズが高く、航空市場の主力機と呼ばれている。政府発展改革委員会は、2006年6月8日にこの人気航空機の生産基地を天津浜海新区に建設すると発表した。そしてそれは、欧州の大手航空機メーカー・エアバス社が、欧州以外の国で、始めて生産基地を持つことも意味していた。

天津で生産される第1号機のエアバスは、2008年の完成を予定、2011年までには月4機の生産ができるよう、計画を進めているとのことだ。（編集・饒波貴子）