ラテンアメリカに片思いする中国、経済関係強化狙うも広がる中国警戒論―香港メディア

Record China    2012年7月22日(日) 12時12分

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18日、アジア・タイムズ・オンラインは中国がラテンアメリカに接近していると報じた。写真は5月、北京で行われた中国社会科学院主催のフォーラム「変化する世界経済・中国とラテンアメリカ、カリブの選択」。

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2012年7月18日、香港のアジア・タイムズ・オンラインは中国がラテンアメリカに接近していると報じた。

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米国が裏庭とみなしているラテンアメリカ。今その地に中国が食い込もうとしている。今年6月にはブラジルと300億ドル(約2兆4000億円)のスワップ協定を結んだほか、温家宝首相が南アメリカを訪問し、自由貿易協定(FTA)について協議した。

現在、中国はラテンアメリカにとって米国・欧州に次ぐ第三の貿易パートナー。しかし投資額では欧州、米国、さらには日本にまで大きく後れを取っている。また中国とラテンアメリカの貿易は、中国の輸出は製造業製品だが輸入は資源と原材料。ブラジルやチリなどはもっと高付加価値の製品を輸出できると不満に思っているほか、中国からの劣悪製品流入に反感を抱いている国も多い。

中国への経済依存を解消しようという動きが広がっているばかりか、人民元レート問題では欧米と協調して中国と対立する姿勢が目立つ。ラテンアメリカへの接近は今のところ中国の片思いとなっている。(翻訳・編集/KT)

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