韓国外交官は英語力が不足、外相が対策へ=韓国ネットからは厳しい声

Record China    2018年9月16日(日) 19時20分

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13日、韓国・ニュース1はこのほど、韓国の康京和外相が韓国の外交官の英語力不足を指摘し、対策を設ける指示をしたと報じた。写真は韓国大統領府。

2018年9月13日、韓国・ニュース1はこのほど、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相が韓国の外交官の英語力不足を指摘し、対策を設ける指示をしたと報じた。

記事によると、康長官は外交部の革新案を論議する過程で、外交官の英語力不足について言及。金大中(キム・デジュン)元大統領の通訳を務めた康長官の英語力は優れたものと定評があり、現在でも別途通訳が同席していない場合もあるほどという。

これを受け、外交部は同日「核心的な外交力の一つである職員の外国語能力向上に向けて努力を続けてきている」と話している。2004年からソウル大学言語教育院を通じて職員らの実力を1~5等級で評価しているというのだ。1等級はトップクラスの通訳ができるレベルで少数に過ぎず、3等級の分布が最も多いという。なお、これはTEPS(Test of English Proficiency developed by Seoul National University)のスコア900(990満点)を越えるレベル。ただし、報道で「4等級が文法・語彙の誤りが時に意思伝達に支障を来すレベル、5等級が文章構造と語彙の誤りが会話に支障を来したり、単語やスペルの誤りが多いレベル」と説明したことについては反論、「4等級は制限された外交業務を無難に遂行できるなど検定対象の外国語を駆使できるレベルで、5等級は制限された範囲の基礎的な外交業務を遂行できるレベル」と説明している。なお、地域によっては英語以外にも中国語、日本語など第2外国語力が重要だという指摘も出ているという。

ネットユーザーからは「英語もできない人を外交公館で高い税金を払って使ってるの?」「外交部の職員で英語ができないのならクビにすべき。基本である英語ができない人をなんで採用するの?」と厳しい声が寄せられる一方で、康長官に対しては「その通り。さすが仕事ができる人は違う」「いい長官に出会ってよかったね」など称賛コメントが寄せられている。

ただし一部では「英語は英語ができる人を採用すべきであって、外交官を教育して能力を上げるものじゃない」「英語の理論試験ではなく、現場で使える試験を受けて入るべき」との意見も上がった。(翻訳・編集/松村)

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