Record China 2012年7月24日(火) 21時18分
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24日、人民網日本語版によると、週末に北京市を襲った豪雨は、今度は都市の排水システムを株式市場の「最前線」に押しやり、A株市場では土木建設関連銘柄が「長い日照りのあと慈雨に出会う」といった情況になった。
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2012年7月24日、人民網日本語版によると、週末に北京市を襲った豪雨は、今度は都市の排水システムを株式市場の「最前線」に押しやり、A株市場では土木建設関連銘柄が「長い日照りのあと慈雨に出会う」といった情況になった。23日には土木建設ボードの各銘柄の多くが開始早々値上がりし、終了時にはボード全体で前営業日比1.79%上昇し、上海・深セン両証券取引所の値上がりを牽引した。ボードの各銘柄は全面的に値上がりし、中でも浙江利欧株式有限公司(002131)は2度にわたりストップ高直前まで値上がりした。広州日報が伝えた。
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分析によると、豪雨災害によって市場では排水システムに対する投資が拡大するのではないかとの期待が広がり、また最近各地で豪雨が発生していることを受け、雨期に入ってからは「洪水防止関連銘柄」が脚光を浴びるようになった。
▽土木関連銘柄が反転上昇
最近、安定した成長を背景とするインフラ建設投資の推進といった政策面の好材料が相次いで打ち出されており、土木建設ボードが利益を受ける可能性が高いといえるが、このボードは一時的なテーマに基づくボードであり、関連銘柄は情報面での直接的な喚起作用が乏しく勢いが弱いため、実際には7月に入って多くの銘柄が連続して大幅に下落した。その後、各地で豪雨が発生したことにより、同ボードの各銘柄にも資金が集まるようになり、データ会社windの情報によれば、ボード内の銘柄の多くがここ5日間に上昇傾向を示した。
北京市が先週末、豪雨に見舞われたことを受けて、都市の排水システム建設に再び注目が集まっている。北京市政府は新聞弁公室の公式ミニブログを通じて、今後は雨水の収集システムの建設を進め、雨水・汚水の流れを分ける作業をしっかり行う必要があるとの見方を示した。このことが排水パイプラインや土木建設といった関連産業にとって好材料となり、関連銘柄の上昇を直接促すことになった。
▽企業の業績はいまひとつ
これまでの動きをみると、夏には雨の日が多くなるが、これによって短期間で業績が上がるということはなく、天候が変われば業界の切りかえも早くなることが予想され、洪水対策銘柄が夏の間好調を維持することは難しいとみられる。
「土木発展『十二五』計画」に基づき、土木建設投資と都市の給水システムの刷新が国の第12次五カ年計画(2011−15年、十二五)期間における重点的な発展の方向性となっている。政策面での支援が確定しているため、関連ボードではパイプラインの製造に携わる上場企業の多くが各種基金の間で人気を集めている。だが大型土木プロジェクトの着工進度、資金の実際の投入情況といった問題の影響を受けて、関連の上場企業の業績は予想を下回る状態が続いている。国統株式の予測によると、上半期に上場企業の株主に帰属する純利益は900万元(約1億800万円)から1200万元(約1億4400万円)の赤字になるという。(編集/TF)
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