Record China 2018年8月9日(木) 14時30分
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8日、北京晩報などによると、北京市通州区のあるオフィスビルで空調が故障したことで、従業員の離職が相次ぐ事態になっている。資料写真。
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2018年8月8日、北京晩報などによると、北京市通州区のあるオフィスビルで空調が故障したことで、従業員の離職が相次ぐ事態になっている。
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記事によると、通州区緑地センターのオフィスビルの空調が正常に作動しなくなったのは6月1日。同ビルでは数千人が、猛暑の中エアコンのない状態で2カ月余り仕事をしていた。
15階のオフィスで働く袁(ユエン)さんは、「暑過ぎるので、上司はみんなに休むように言っている」と話す。袁さんの会社は新たに扇風機や冷風機などを購入したというが、それでも午後3時ごろになるとオフィス内の温度は33度に達する。袁さんの同僚2人は熱中症で入院した。また、暑さで仕事にならないと2カ月で20人ほどが会社を辞めたという。
また、9階で働く韓(ハン)さんによると、オフィスの窓際に置いていた水槽が暑さで突然割れるということがあった。韓さんが同じビルに入る他の会社の人に尋ねると、同様のことがあちこちで起きていることが分かったという。ビル管理会社は「急いで修理中。今週までには終えたい」としている。
中国のネットユーザーからは、「2カ月もやっててまだ『急いで修理中』かよ」「2カ月なんて、よく我慢できるね」「俺なら2日も耐えられないだろう」「仕事より命の方が大事」「夏はエアコンが命綱」など、管理会社の対応の遅さを指摘したり、同ビルで働く人に同情するコメントが多く寄せられた。
一方で、「ビルの最上階のオフィスで働いてるけど、夏は室温が35度になる。もう3年以上。社長は扇風機を5台買ってくれたけど、エアコンが効いた部屋で仕事する感覚なんてもう忘れちゃったよ」という人や、「次の会社の面接で前の会社の離職理由を聞かれて、『エアコンがないので』と答えたら信じてもらえるか」といった声も。
この他、人手には困らない中国らしく、「経営者はどうすれば不要な社員を辞めさせられるか、これで分かっただろう」というコメントも寄せられ、多くの支持を集めていた。(翻訳・編集/北田)
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