Record China 2018年8月11日(土) 7時40分
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10日、中国台湾網は、台湾の李登輝元総統が、日本の農産品輸入について蔡英文総統に苦言を呈したと伝えた。写真は台北市。
2018年8月10日、中国台湾網は、台湾の李登輝(リー・デンフイ)元総統が、日本の農産品輸入について蔡英文(ツァイ・インウェン)総統に苦言を呈したと伝えた。
記事は、台湾メディア・中国時報の報道を引用。「11月の台北市長選で再選を目指す柯文哲(カー・ウェンジェー)台北市長は、民進党と『分かれて』から親民党や社民党などの小党の支持を獲得するため積極的に動いており、票獲得のために9日に李元総統と面会した」と伝えた。
その上で、「柯市長は再選の道を行くに際し、藍と緑(国民党と民主党)からの挟み撃ちに遭っているため、盟友の支持を積極的に探し求めている。9日夕方には、1人で台北郊外の双溪にある翠山庄へ行き、李氏と面会した。この面会は1時間半に及んだ」などと伝えた。
記事は、「李氏は蔡総統の政権運営に相当な不満を抱いているようだ」と指摘。「多くの提案が無視されており、かなり失望しているという。李氏は、現在の台湾は悲惨な状況にあり、柯氏にはこの問題を処理する能力があると信じている。特に、柯氏は社会からの高い支持を得ており、若者も柯氏を支持しているため、『さらに1つ上を行くように』励ました。しかし、『今は表に出す必要はない』とも諭した」と伝えた。
さらに、この面会で李氏は、日本の農産品が順調に台湾へ輸入されていない件について関心を示したといい、「李氏は多くのアドバイスをしているが、蔡総統からは重んじられていない。日本の農産物の問題はその一例であって、『安倍晋三首相のメンツをつぶすべきではない』と語った」と記事は伝えた。(翻訳・編集/山中)
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