香港当局が日本の市会議員の入境拒否、以前に民主派議員の選挙応援―香港メディア

Record China    2018年8月11日(土) 11時20分

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10日、観察者網は、千葉県白井市議会の和田健一郎議員が香港で入境拒否されたとする、香港メディアの報道を伝えた。写真は香港。

2018年8月10日、観察者網は、千葉県白井市議会の和田健一郎議員が香港で入境拒否されたとする、香港メディアの報道を伝えた。

記事は、香港メディア・大公網の10日付報道を引用。和田氏が9日に入境を拒否され、10日午前にはSNS上に香港当局から発行された入境拒否通知書の写真を掲載するとともに「10人あまりの入境管理処職員によって特別室に連れて行かれ、入境拒否を告知されたが、具体的な原因は説明されていない」と書き込んだとした。

そのうえで、和田氏について「右翼反中分子であるとともに、台湾独立団体『日本李登輝友の会』の中核メンバー。この会は日台関係強化と台湾独立を目的として2002年に設立されたものだ」と説明している。

和田氏は今年3月に香港を訪れ、立法会(議会)議員に立候補する民主派の区諾軒氏の決起集会に出席、「必勝」と書かれた日本伝統の木彫りの置物をプレゼントし、当選後の相互交流に期待を寄せたことが、香港メディアによって報じられていた。中国外交部駐香港特派員公署はこの件について「中国の内政に対する粗暴な干渉であり、強い不満を示すとともに、香港の日本領事館に抗議した」とコメントしている。

記事は、和田氏が取材に対して「入境拒否されたのは3月の立法議会補欠選挙と関係があるだろう」と語る一方、自身は香港独立を支持しておらず、入境拒否されたことは「とても残念」としたことを併せて伝えた。(翻訳・編集/川尻

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