ロンドン五輪開幕以来中国は3日間で9枚の金メダルと、5枚の銀メダルに3枚の銅メダル計17個のメダルを獲得。30日時点で金メダル数と総メダル数は共に世界一を維持し、金メダルは2位の米国に4個の差をつけている。中国では金メダリストは国の英雄のような扱いを受けるが、それ以外の色のメダリストやメダルを逃した選手には冷たい。29日には女子重量挙げで17歳の中国選手が3回の試技すべてを失敗したことを、一部の中国メディアは中国女子重量挙げの五輪史上最大の恥などと報道し、国民から非難の声が集まった。

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2012年7月29日、中国ネットユーザーは五輪について、「28日中国の易思玲（イー・スーリィン）選手は、射撃女子10mエアライフルで金メダルを獲得した。喩丹（ユー・ダン）選手も同種目で銅メダルを取ったのだが、両者の待遇には大きな差が出た。中国国務院は金メダルを取った易選手にお祝いのメッセージを送ったが、喩選手にはなかった。さらにCCTV（中国中央電視台）の報道では、喩選手をクローズアップしたシーンすらなかった。金メダル以外には見向きもしないこの国では人は尊重されないのだ」と自身のマイクロブログに意見を掲載した。（翻訳・編集/内山）