2012年7月30日午後10時30分ごろ（北京時間）、中国・河南省にある女子重量挙げの李雪英（リー・シュエイン）選手の家には、彼女を応援しようと多くの人が集まっていた。中国大手ポータルサイト・網易（NET EASE）が伝えた。

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李選手はロンドン五輪重量挙げ女子58kg級の中国代表で、彼女は見事同種目で金メダルを獲得した。中国にとっても重量挙げの同階級で五輪3連覇を成し遂げ強さをみせつけた。世界記録を更新した李選手だが、故郷の家は貧しく、家族や地元の人たちは家電販売店から送られたテレビで競技を観戦していた。

李選手の実家は農業を営んでおり、決して裕福とはいえない。李選手の姉も中国の重量挙げ選手として活躍していたこともあり、競技での悩みを姉によく相談しているという。さらに、北京でトレーニングを積む李選手は、質素倹約し実家に仕送りをしていたという。家族思いな娘に父親は、仕送りなどせずに自分を労わってほしいと語っている。

競技当時英ロンドンに赴き応援していた李選手の父親は、娘が金メダルを獲得した後、目に涙を浮かべながら2年間会っていない娘に会いたいと話していた。（翻訳・編集/内山）