2018年8月13日、韓国・ニュース1によると、イタリアの高級ブランド・プラダが公式インスタグラムに旭日旗を連想させる動画を掲載し、韓国で非難を浴びているという。

同社は2008年と14年にも旭日旗風のデザインを発表し物議を醸しており、これで3度目となる。プラダコリアはこの動画について「問題があった」と認め、本社に掲載を取りやめるよう要請したと説明した。

記事によると、この動画は同日に投稿されたもの。発売予定の香水を宣伝する内容だが、昇る太陽と光のイメージが使用されており、これが「旭日旗だ」と問題視された。

インスタグラムには英語で「遺憾だ。あなた方がアジアの歴史を知らないことを残念に思う」「とんでもないイラストだ。プラダは恥を知るべき。非常にがっかりした」などのコメントが書き込まれているという。

プラダコリア関係者は「本社に異議を申し立てた状態。シンボル（旭日旗）と酷似しているので早く削除してほしいと伝えた」と説明した。また、「本社がアジアの文化を少しでも理解してくれていればよかったのだが」としながらも、「色も違うので、特別な意図はなく使用したのでは」と話した。

記事は、「旭日旗は日本の軍国主義を象徴するものとして、第2次世界大戦当時、日本から侵略された韓国や中国などアジアの国民には、いまだ忘れることのできない傷となっている」と主張している。

度重なるプラダの問題に、韓国のネット上では「これは輸入禁止にしていいレベル。政府は何をしているんだ？」「だから悪魔はプラダを着るんだな」「頭が空っぽの連中が、何をされても商品を買うからこんなことが繰り返される」といった怒りの声が上がり、不買運動の呼び掛けが多数見られる。また、ドイツ製乗用車BMWの車両火災が相次いでいる問題とからめて「火災が続いても車を買うし、戦犯旗（旭日旗）を使っても財布やバッグを買う。悲しいことだが、だから韓国は国際的カモなんだ」と嘆く声もあった。

なお、13日現在プラダのインスタグラム公式アカウントで問題の動画は確認できない。（翻訳・編集/麻江）