Record China 2018年8月16日(木) 21時50分
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14日、騰訊財経は、日本の製造業で不祥事が多発する背景には「完ぺきな品質を求めすぎる文化がある」と指摘した。資料写真。
2018年8月14日、騰訊財経は、日本の製造業で不祥事が多発する背景には「完ぺきな品質を求めすぎる文化がある」と指摘した。
昨年後半以降、日産自動車、神戸製鋼、三菱マテリアル、スバル、スズキ、マツダなど日本のメーカー各社で、製品試験のデータ不正、文書の書き換えなどの不祥事が相次いでいる。
記事は「日本の製造業はもはや高品質を維持できないのだろうか」と疑問を提起。「不祥事を起こした企業が詳細を調べたところ、不正は直接製品には影響を及ぼしておらず、違法でもなく、安全面でも問題がないことが分かった。また、不正はあくまで社内基準に違反したもので、国際基準には触れていないメーカーもあった。それでも会社のトップは品質ではなく手続きに問題があったと謝罪したのだ」と紹介した。
その上で、「これらの日本企業が直面しているのは、品質の低下ではない。品質に対する自らの要求がが過剰になる危機だ」と指摘。「高品質を求めるあまり、自らをがんじがらめにしている。日本企業の品質を追い求める姿は、業界内の基準を超え、顧客の要求すら超えることがある」と論じた。
さらに、「日本企業に負担をかける『特別採用(トクサイ)』のシステムがある」と言及。「規格外と判定された製品を、再び審査して使用可能と判定し、出荷すること。社内基準が高すぎるためトクサイが発生し、再審査に膨大な時間と手間がかかる。最終的には出荷できるのだから、書類上のつじつま合わせであり、実際に安全面で問題はない。品質に対する過剰な完全主義が生んだシステムといえよう」と分析している。(編集・翻訳/大宮)
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