乗客12人の命を救ったバスドライバー、たどり着いたサービスエリアで死亡=中国ネットでは称賛の嵐

Record China    2018年8月17日(金) 15時10分

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15日、高速バスドライバーが体調を崩しながらも運転を続けて乗客の命を救ったことに、中国のネットユーザーから称賛のコメントが多く寄せられた。

2018年8月15日、梨視頻は中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に動画を投稿。中国の高速バスの男性ドライバーが、体調を崩しながらも運転を続けて乗客の命を救った様子が映っている。男性はその後、死亡した。

13日、福建省泉州市永春県発福州行きの高速バスを運転中の陳(チェン)さんが、運転中に突然具合が悪くなった。高速道路を走行中だったため停車できず、運転しながら同僚に電話をかけて助けを求めた。その後、30分間ほど運転して最寄りのサービスエリア(SA)までなんとかたどり着いた。到着してすぐに陳さんは倒れ込み、SAのスタッフと居合わせた看護師によって心肺蘇生が施されたものの、そのまま息を引き取ったという。記事は、「陳さんは12人の乗客の命を守るために、運転を続けて安全にサービスエリアまでたどり着いたが、自分は犠牲となってしまった」と伝えた。

これに対し、中国のネットユーザーから「普通の人が普通ではないことを成し遂げた」「なんて素晴らしいドライバーだ。自分を犠牲にして他人を守ったんだ」「素晴らしい。普通の職業だが偉大な業績を残した」「これぞプロ」「英雄に敬意を表す」「命をもって職業モラルとは何かを教えてくれた」など称賛するコメントが多数寄せられた。

また、「ドライバーは健康診断を受けるよう強く提案する。自分とみんなのために」という意見や、「こういう状況の場合は、路肩に停めてもいいんじゃないか?」「まず路肩に緊急停車してから救急車を呼べば助かったかもしれないのに…」との指摘もあった。(翻訳・編集/山中)

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