漁港に氾濫するごみ、海洋環境の悪化が止まらない中国―浙江省台州市

Record China    2012年8月7日(火) 7時17分

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3日、中国・浙江省台州市の漁港では、あたり一面の海がごみで埋め尽くされていた。中国では近年、乱獲や海洋汚染により近海漁業資源は枯渇状態にある。

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2012年8月3日、中国・浙江省台州市の漁港では、あたり一面の海がごみで埋め尽くされていた。新華社通信が伝えた。

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近年世界の海洋資源は減少の一途をたどっており、今年初めに国連環境計画(UNEP)が発表した報告書では、長年の乱獲、農業や工業による汚染、サンゴ礁やマングローブ林の破壊により、世界の漁業資源の32%が枯渇の危機にあると指摘している。もしこれらの漁業資源の回復に成功すれば、世界の漁業収入は年500億ドル(約3兆9223億円)増加するという。

また中国では近年、漁獲量が少なく燃料費や人件費すら稼げないために、漁に出ない漁師が増えている。こうした背景には、成長していない魚まで根こそぎ捕ってしまう乱獲や、工場排水による汚染などで、中国の近海漁業資源は枯渇状態にあることが考えられる。(翻訳・編集/内山)

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