Record China 2018年8月23日(木) 17時40分
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中国中央テレビは22日、ジャカルタ・アジア大会の競泳男子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した日本の小関也朱篤に反則があったと指摘した。
中国中央テレビ(CCTV)は22日、ジャカルタ・アジア大会の競泳男子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した日本の小関也朱篤に反則があったと指摘した。ただ、ネット上では違った見方も出ているようだ。
21日の決勝で、小関は2分7秒81を記録し金メダルを獲得。2位には0秒01差で渡辺一平が入り、3位は中国の覃海洋(タン・ハイヤン)だった。このレースについてCCTV記者の馮旭(フォン・シュー)氏は、水中カメラの映像から「スタート時に1回しか認められていないドルフィンキックを小関は2回使用した」と指摘。「水中カメラの映像はテレビ放送用で、今回は水中の監視システムがなかったため審判が見逃した」「小関はこの穴を利用した。故意の、そして低劣な行為だ」などと批判した。
一方で、レース後に3位の覃や中国のコーチにインタビューしたところ、「1回多く蹴っても100分の1秒早くなる程度」「それほど影響はない」という回答だったという。ただ、馮氏は渡辺が0秒01差で2位だったことから、「あれがなければ優勝は彼ではなかったかもしれない」と指摘している。また、同氏は過去に小関が後輩選手に暴行を加えたことがあり、「カッとなりやすい選手だ」とも紹介している。
これを受け、中国のスポーツメディアも相次いで小関の反則疑惑を批判的に報じ、ネット上には問題のシーンの映像が掲載されているが、ネットユーザーからはいくつかの疑問点が指摘されている。まず一つは、「複数回のドルフィンキックを行っている選手は小関ではなく渡辺」という指摘。決勝では小関が3レーン、渡辺が4レーンで泳いでいるが、映像を見る限り4レーンの渡辺のように見える。次に、「よく見ると2レーンの覃海洋も複数回キックしている」という指摘。微博(ウェイボー)ではこのコメントに最も多くの共感が寄せられており、ネットユーザーの見方は冷静なようだ。(翻訳・編集/北田)
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