世界の卸市場「義烏」でイスラムコミュニティーが急拡大―UAEメディア

Record China    2012年8月18日(土) 9時37分

拡大

13日、「世界の卸市場」と呼ばれる中国浙江省の義烏でイスラムコミュニティーが急速に拡大している。写真は義烏の卸市場。

(1 / 4 枚)

2012年8月12日、アラブ首長国連邦(UAE)のナショナル紙によると、「世界の卸市場」と呼ばれる中国浙江省の義烏でイスラムコミュニティーが急速に拡大している。13日付で環球時報が伝えた。

その他の写真

ほんの10年前までは、イスラム教徒はホテルの1室を借りて礼拝を行わざるを得なかったが、イスラム教徒が増えたことで現在は2500万元(約3億円)を投じたイスラム寺院が建設されている。現在、義烏には3万5000人のイスラム教徒が生活しており、そのおよそ半数が中東のアラブ諸国から訪れているという。

中東諸国から訪れるイスラム教徒が増えたことで、中国国内のイスラム教徒である回族やウイグル人も義烏に集まるようになっている。2000年代初頭にはイスラムレストランは1軒しかなかったが、現在では36軒も存在するようになった。中国南部の大都市・広州はさらに多くのイスラム教徒を抱えるが、義烏は中国東部におけるイスラム教の重要な都市になりつつある。

一時は中東情勢が不安定になったことで貿易にも影響が出たが、リビア問題が収束に向かい、リビア人が義烏に大挙買い付けに訪れるなどしており、イスラム教徒コミュニティーが今後さらに拡大する可能性もあるという。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携