2018年8月24日、新浪新聞の微博（ウェイボー）アカウント・頭条新聞は、高速道路上でいきなり太極拳を始めた男性について伝えた。

記事によると、8月20日午後3時ころ、山東省泰安市で、1人の男性が高速道路の路肩に自動車を停車し、降りてきてから右端でおもむろに太極拳を始めた。太極拳を終えると、男性は車内の荷物の整理までやって、合わせて高速道路の路肩に23分間も停車していた。記事ではその様子を撮影した監視カメラの映像も紹介している。この男性は、後に関連規定に違反したとして6点減点、罰金200元（約3200円）の処分を受けたという。

これに対し、中国のネットユーザーから「なぜ突然に太極拳？」「出発前に太極拳をするのを忘れたのだろう」「お腹一杯になったから太極拳で消化しようということだと思う」「たぶん運転に疲れたから太極拳で元気を出そうとしたのだろう」などのコメントが寄せられた。

また、「武術を極めると我を忘れてしまうものなのだ」「時間になったから練習しなければならないのだ。これは仕方がない。教科書にそう書いてある」と理解を示すユーザーもいたが、「何という暇人だ。せめてサービスエリアでやればいいのに」「他人のことをまったく考えていないな」などの批判の声も少なくなかった。（翻訳・編集/山中）