中国国民の陳情目的の北京訪問を禁止=当局、党大会開催を控え警戒強化―米メディア

Record China    2012年8月17日(金) 8時28分

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10日、中国共産党第18回全国代表大会の開催を控え、開催地である首都・北京市を一般市民が直訴や陳情のため訪れることへの警戒を中国政府が強めていると米メディアが報じた。写真は3月、両会開催中の北京で人民大会堂や天安門広場周辺を警備する警察官ら。

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2012年8月10日、米ボイス・オブ・アメリカ (VOA)の中国語版によると、中国共産党第18回全国代表大会の開催を控え、開催地である首都・北京市を一般市民が直訴や陳情のため訪れることへの警戒を中国政府が強めている。また、北京市以外の各地で一般市民が同市を訪れることを処罰する動きが強まっている。

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記事によると、第18回党大会の開催にあたって市警察当局が環境整備と警戒を強めることから、今後1カ月間は北京南駅周辺のホテルの宿泊や予約が困難となり、特に宿泊費の安いホテルを利用することが難しくなる。

北京南駅周辺は直訴や陳情のため地方から上京してきた人が多く宿泊するが、そうした人々を宿泊させることが禁止され、違反したホテルは営業許可を取り消される。ホテルでは警察の立ち入り検査も行われ、一部のホテルは当局の監視・警戒の現地出先機関としても使われており、どのホテルもそれらしい客が訪れると宿泊を断っているという。

しかし、陳情のため北京を訪れていた人の中には当局の行う検査で一旦は北京を離れてもその後再び戻ってくる人も多く、そうした人々と当局との間でいたちごっこになっているという。(翻訳・編集/岡田)

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